モリモリ!アメリカ大学院留学奮闘記!

30過ぎて奨学金(借金)背負い、大学院留学! 飛び込む先はアメリカで犯罪発生率No.1のミズーリ州で始まる教師と院生の二刀流生活。 笑って泣いて怒って全力でぶつかってきます!

孤高のアラサー丁(てい)が新天地アメリカで教師と大学院生同時進行で奮闘するブログ

デミから手作り牛タンシチュー

さて、焼き肉で楽しんだ残りの牛タン。

ボイルで下処理したものと、焼けるけど食べなかった部分を冷凍してありました。


IMG_9066[1]

左が下茹で済みの方。腐ってる色じゃありませんのであしからず。



もちろん牛タンシチューのため


最近毎日読んでるたかシェフのおうちごはん。と、白い犬。と、チワワ。ビーフシチューのレシピで作りたいとずっと狙っていたのです…。

たかシェフはホテルの料理長とのことで、おしゃれなお料理満載のブログ。そしてもちろんわんこもあるよ!

セレブとわんこの生活ってこんなんなんだなーとよだれを垂らしながら見ています…


んでもって、ビーフシチュー。


レシピにあるデミグラスソースは、最初は市販のデミグラス缶でささっと済ませようと思っていました。

おなじみハインツのデミ缶。ハインツのケチャップはアメリカで死ぬほど目にするので、買い出しに行ったときに缶コーナーとスープコーナーをしらみつぶしに…


が、ない。

デミグラスソースの缶詰めが、探しても探してもみつからない。


リュックを背負った中年アジア女性が、怪しい動きで棚を何往復も…

通報される勢いで探したのですが、見つかりません。


どうにも、アメリカにはデミグラスソースの缶詰めはないみたいだ/(^o^)\

(あるにはあるらしいんですが一般的でない。アマゾンとかで買えるらしい)



とのことで、作ることにしました。

参考にしたのはこちらのレシピ 

でも分量は厳密には守れんかった。代替で済ませた材料もあります。そしていくつかのハプニングに見舞われました。



というわけで作ってみました!

IMG_9064[1]

まず、にんじん、セロリ、たまねぎを刻む。

左のはにんにくも加えて、肉とともに最低3時間ワインで漬け込む(in冷蔵庫)

右はデミグラスソースづくりに作る用で一センチ角に。


オイルをひいた高温のフライパンで右の野菜を焦げ目がつくくらい炒める。

IMG_9069[1]
入れたばかりの野菜たち。



そして炒め炒め…

IMG_9071[1]


電子レンジで焦げ目をつけた小麦粉をイン。(600wで4分くらいのはずが、出力レベル6で10分くらいかかった。レベル6は600wではないのね)

IMG_9072[1]

焦がした小麦粉。きなこ色で不思議な匂い。

レシピではサラダ油だったけど、バターが大量に余ってるのでバターにしてみる。


IMG_9073[1]

小麦粉に火が通っているからか、ホワイトソースよりだまになりにくい気がします。

しかし写真を取るために手を離したすきに、ヘラが落ちる悲劇。


IMG_9074[1]
きちゃない。缶といい前途多難さ溢れ出す。

そしてトマトジュース缶を加える…と思いきや、

問題発生!


トマト缶が開きません


先日購入した1ドルの缶切りがまっっっっっったく使い物にならず、

小さな穴をいくつか開けれたのみ。


そこにキッチンバサミ(こちらも1ドル)をねじ込んでやっと開いた穴がこちら。

IMG_9070[1]


液状でよかった…これでホールトマトだったら目も当てられない。

IMG_9077[1]


赤いソースの完成ですー!こちらはいったん大きなお鍋にあけておきます。


フライパンをちゃちゃっと洗い、牛ひき肉を炒める!

IMG_9079[1]


牛ひき肉です…。アメリカのスーパーでは、ぶっとい魚肉ソーセージみたいなパッケージでひき肉が売られていることがあります

これで2ドル。値引きシールがついた価格ですが安い。アメリカは肉がとにかく安い🍖

IMG_9083[1]炒めて、ワインをどーん、でひと煮たち!

そしてトマトペーストのお鍋に加えて、3時間コトコト煮ました!
IMG_9086[1]
この時点でビーフシチューみたいな色。


IMG_9097[1]
さて、漬けておいたお肉たちですが、水気を拭いて小麦粉をふっておきます。

そしてここから写真を撮り忘れたのですが、強火で焦げ目をつける!
野菜も焼く!弱火で10分!漬けておいたワインも入れる!水とビーフブイヨン入れて煮る!

煮ている間に、ソースの方のお鍋の野菜を濾しました。ぎゅーって絞って、お湯かけてさらに絞って、煮つめる。

もう一つのお鍋もお肉が煮えたら濾します。もちろんお肉は救出済み!

IMG_9101[1]




そして
IMG_9100[1]
炊飯窯に濾したスープと肉と具材用の野菜をいれました。
ここに出来上がったデミグラスソースの1/3を入れて、スイッチオン!

この隙に近所のスーパーへ買い出しに向かいます…




帰ってきたら、おうちの外までいい匂いが!

IMG_9103[1]
サラダとトーストしたパンを添えて完成です!

やっぱり手作りした要素が多かったせいか、めちゃくちゃおいしかった…そして口の中でとろける牛タン。まだあと2食分は残ってるので、明日の朝オンザライスで食べます!

残ったデミソースはジップロックに入れて冷凍。今度オムライスとかハヤシライスにしてもいいなー。




もしよければお願いします🙇‍♀️
にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村
留学ランキング

ジルの腎不全③


一時帰国して気づいたジルの変化。


わたしのことを忘れてしまったようで、家族のそばにもよらず、散歩もせず。


食べることが何より大好きだったのに、ついには食欲不振にまでなりました。


胃もたれだと譲らない獣医に頼み込んで行った血液検査で、腎不全末期、即日入院が告げられました。


IMG_8186
診察直前のジル



最初は、病気だと分かったのだからこれでよくなるのだと楽観的に考えていました。


だって、今まで毎回「年齢の割に元気ですね!」「悪いところどこにもないですよ!」と言われていたジルなのです。


今回だって1か月前の検診では問題なし。






きっと治るはずだとそう楽観視できていたのは、荷物を取りに一時帰宅した時まででした。




インターネットで調べれば調べるほど、残酷な事実が分かっていきます。

壊れた腎臓は元には戻らない。

そして腎臓は沈黙の臓器と呼ばれ、症状が確認できた時には腎臓の大半が壊れてしまっている。特に犬は症状が出た時には手遅れなことが多い。


腎不全にはタンパク質とリンが大敵なこと、水分補給が大切なこと、ドライとウェットとさまざまな腎臓食が販売されていること。


だんだんと食欲もなくなり、点滴も欠かせず、やせ細って最後は癲癇の発作が起きることもあり、苦しんで亡くなっていく。


ジルのBUNとCREAの値はステージ3と言われるくらいのものでした。



初日は、どうしてジルが。ごめんね、ジル。そればかり考えていました。


余命は全く読めず、数週間から数か月、1年生きる子もいるらしい。


ジルは20歳近くまで生きるのだとずっと思っていました。


ヨーキーの寿命は14年ぐらいと言われているものの、あんなに元気だったジルなのに。


あまりに早すぎる。



もっと早く気づいてあげられなくてごめん。



苦しいのに散歩に無理に連れて行って、そばに来てくれないことを拗ねて、そしてこの1年間ずっと一緒にいられなくてごめん。



嗚咽が止まらず、発作的に母に泣きついてはまたネットでの情報収集に戻る。



そうこうしているうちに、午後の診察時間になりました。


いつも食べているごはんと毛布とおもちゃを差し入れに病院に戻ります。



数時間前から始めた点滴を一時中止し、ジルに会えることになりました。



ジルは手に点滴の針を残したまま、看護師さんに抱かれて出てきました。


病院にいると、ジルはいつも震えていました。そして飼い主から離れると必死になって戻ろうともがくのが常でした。



でもこの時は震えず、ぼーっとした顔で私と母を見つめます。



誰だか、わかっていないようでした。





もうジルちゃんは長く生きられないんだ。




細い小さな足に入れられた点滴の針。


力なく抱かれるジルの姿。


病院の待合室でも涙が止まりませんでした。

母と二人、獣医さんと看護師さんに頭を下げてジルのことを頼みました。




それから三泊四日の間、毎日ジルのお見舞いに通いました。


相変わらずこちらのことをわかっていない様子のジルでしたが、静脈からの点滴が功を奏したのか、血液検査の値はどんどん良くなります。

発見時に静脈点滴がもう効かない子もいると聞いていたので、一筋の光が見えた気分でした。



いつもあげていたドッグフードはタンパク質もリンも高いものだったので、すこしでも体にいい腎臓食を食べさせてほしいとお願いしました。


が、


カリカリは食べなかった、缶詰めは少し食べたが、おなかがゆるくなってしまったと言われました。


腎臓食にもタンパク質が低すぎる、脂質が高すぎるなどの賛否両論ありますが、今までのフードよりも腎臓にやさしいはず。


腎臓用フードで長生きした子のブログを読み漁っていたこともあり、看護師さんに取り扱いのあるすべてのフードを試してほしいとお願いしました。
(そこはヒルズとロイカナ、キドニーサポートを扱っていました)


「全部試したんですが、だめでした」


この時点で入院3日目の朝。最初の夜と次の日の朝は今までのフードをあげたと聞いています。一日2回の給餌と考えても計算が合いません。不信感が沸きます。


「食べたいものを食べさせるほうが大事です」


食べたい味の腎臓フードがあるかもしれない。

缶詰めだって、お腹に合うのがあるかもしれない。

そう言いたいのを飲み込みました。



ジルがいない間、ふとした瞬間に涙があふれます。

家の中の空気は暗く、ごはんも気持ち悪くてほとんど食べることができなくなりました。

食べなきゃと口に入れて噛んでいるうちに気持ち悪くなって、飲み込むことができません。

低血糖になってふらつくので、カロリー高めの炭酸飲料をこまめに飲みました。

(良いのか悪いのか、アメリカとコロナで太った3キロがみるみる消費されていきました…)




待ちに待った4日目、ジルを迎えに行きました。



血液検査の結果はBUNが50台、Creaが2。まずまずの結果です。


でもこれは絶えず静脈から点滴し続けた時の値なので、問題はこれがどこまで上がり、そして少しでも低く維持されていくか。


腎臓病が進んだわんこは腎臓の働きが鈍っているため、たくさんの水分を必要とします。

低たんぱく・低リン食で腎臓への負担を減らし、たくさんの水分で少しでも毒素を出す。

多飲多尿で、摂取した水の割には毒素の排出がされません。

なので水をたくさん飲んでも追いつかず、皮下点滴での補水が行われます。



ネットからの情報で自宅での皮下点滴が可能だと知り、病院嫌いのジルのために我が家ではそちらを選択しました。
(金額も処置分がなくなるので少し安くなります)


翌日夕方に皮下点滴の仕方を実地で教えてもらうことにして、会計を済ませようとした時。


受付で、腎臓食のサンプルを3種類渡されました。


「え…全部試して、食べないかもしくは体に合わなかったんですよね?」

「え?」


受付の看護師さんは先日とは違う人だったので、聞いていなかったのかもしれないと確認しました。


「いや、全部は試してないですよ。カリカリ1種類、缶詰め1種類です」

「え!?試してないんですか?あげたのはどの種類ですか??」


試した、そしてダメだったのではなかったのか。


びっくりしましたが、まだ試せる腎臓食があるというのはいいことです。


すると看護師さんはカルテをちらっと見て…


「ごめんなさい…そこまではわかりません」


愕然としました。獣医とはいえ、病院です。なにを与えたのかすら把握していないなんて。



先日からふつふつと募っていた不信感が一層強くなりました。



そして、ジルを家に連れて家に帰ったあと。



クレートから出てきたジルは、2,3歩歩いたと思うとぺたんとしりもちをつきました。

体が小刻みに震えています。

立ち上がろうとしてもうまくいかず、何度か足に力を入れようとがんばり、ようやく立ち上がって一歩二歩…フラっと力が抜けます。


IMG_8210
ケージのうまく段差が上がれなかったので、急遽ベッドを前にも設置。



4日間、きっと狭いケージの中でずっとうずくまって点滴を受けていたのでしょう。

病院だもの、歩くことなんてできなかったのだと思います。




その日は、心なしか一回り小さくなった気がするジルのケージの前でマグと一緒にお昼寝しました。


ジルのにおいがするのに安心して、この小さな命があと少しで消えてしまうなんて信じられなくて、また泣きながら一緒に寝ました。








それから、ジルとの最後の夏が始まりました。

牛タンを捌く

さて、先日購入した牛タン。

IMG_8911[1]
左が根元、右が舌先。

牛さんの根元からさくっと切り落としたぜ!っていう形状です。

皮もついていて、舌のザラザラやほくろまでそのまま…こう見ると牛ってそうとう大きな動物なんだな。

IMG_8912[1]



ネットで調べながら、さっそく捌いてみました。


まずは塩でもみ洗いして冷水に1時間程度漬けて血抜き。

精肉店のにおいがします。意外と水が汚れますねー。


IMG_8915[1]
セントルイス、夏は蛇口のお水がぬるいので保冷材で冷たくしてます。私は飲み物に氷を入れない人なのでこれしかない…。
これは水を3回くらい替えたあと。だいぶきれいに。



そして根元の筋の多いお肉を取り、舌先を切り落とす。

我がハウスの包丁はびっくりするくらい切れないことで有名なんですが、ここまでは何とか大丈夫。

IMG_8917[1]


焼いて食べるのはまさにベロの部分で、根元は固いらしいです。

そしてベロの皮ですが、半冷凍すると切りやすいらしいとのことでラップして冷凍。

IMG_8918[1]


その間にベロ先と大きな筋と皮と油を剥いだ筋肉を湯でこぼして下処理しておきます。(ゆであがったベロ先の皮はかんたんに切り離せました。弾力がすごい!これは後日、ビーフシチューにする予定)

IMG_8919[1]
剥ぎ取った筋肉。ここでもうだいぶ小さく。





さて、1時間半程度冷凍したベロ本体。(写真撮り忘れました💦)


動画で見たように皮剥ぎに取り掛かりますが………


うーん、まず包丁の歯が入りません…。


切れ味がいい包丁だと、当てたそばからスーっと切れていくはずなのですが…前後にゴリゴリゴリゴリゴリゴリやってやっと切れるこの包丁。

半冷凍された牛タンにまったく太刀打ちできません。まさに太刀、打てぬ。


もったいないのですが、大幅に身ごと切り離すことしかできませんでした…。



よって、本来の大きさの半分ぐらいになった牛タン。

IMG_8921[1]
あ、これはそのさらに半分です。皮を分厚く切りすぎておいしいサシの入った部分が露呈しているー…腕じゃない、きっと包丁のせいなんだ。


これを厚切りにしてニンニクと一緒に炒め、最初は塩コショウ、味変で大根おろしとポン酢で堪能しました!(大根も先日大量買いし、切っておろして冷凍保存!)









バタバタ&夢中になりすぎて完成形の写真がない…です。





すこし鉄分味が強い気がしないでもないですが、解体作業で鼻がおかしくなっていたのかも。
ヘトヘトになった+一人の食卓なので味気なさはありますが、これが13ドルなら文句はない。



ちょっと気持ち悪くなるくらいたくさん食べて、さらにタンシチューを8人前作れるくらいの残りがあります。たくさんありすぎるか。


タンシチューは赤ワインたくさん入れてデミグラスソースでつくるんだ。

これはぜったいめちゃくちゃおいしくなりそうな予感。



また買うか?と言われると…数か月はいいかな。期間を空けたらまた食べたい。

その時はいい包丁を購入しなきゃですが。


にほんブログ村 海外生活ブログ 海外留学(アメリカ・カナダ)へ
にほんブログ村

留学ランキング
ギャラリー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
  • デミから手作り牛タンシチュー
読者登録
LINE読者登録QRコード