モリモリ!アメリカ大学院留学奮闘記!

30過ぎて奨学金(借金)背負い、大学院留学! 飛び込む先はアメリカで犯罪発生率No.1のミズーリ州で始まる教師と院生の二刀流生活。 笑って泣いて怒って全力でぶつかってきます!

2020年09月

牛タンを捌く

さて、先日購入した牛タン。

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左が根元、右が舌先。

牛さんの根元からさくっと切り落としたぜ!っていう形状です。

皮もついていて、舌のザラザラやほくろまでそのまま…こう見ると牛ってそうとう大きな動物なんだな。

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ネットで調べながら、さっそく捌いてみました。


まずは塩でもみ洗いして冷水に1時間程度漬けて血抜き。

精肉店のにおいがします。意外と水が汚れますねー。


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セントルイス、夏は蛇口のお水がぬるいので保冷材で冷たくしてます。私は飲み物に氷を入れない人なのでこれしかない…。
これは水を3回くらい替えたあと。だいぶきれいに。



そして根元の筋の多いお肉を取り、舌先を切り落とす。

我がハウスの包丁はびっくりするくらい切れないことで有名なんですが、ここまでは何とか大丈夫。

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焼いて食べるのはまさにベロの部分で、根元は固いらしいです。

そしてベロの皮ですが、半冷凍すると切りやすいらしいとのことでラップして冷凍。

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その間にベロ先と大きな筋と皮と油を剥いだ筋肉を湯でこぼして下処理しておきます。(ゆであがったベロ先の皮はかんたんに切り離せました。弾力がすごい!これは後日、ビーフシチューにする予定)

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剥ぎ取った筋肉。ここでもうだいぶ小さく。





さて、1時間半程度冷凍したベロ本体。(写真撮り忘れました💦)


動画で見たように皮剥ぎに取り掛かりますが………


うーん、まず包丁の歯が入りません…。


切れ味がいい包丁だと、当てたそばからスーっと切れていくはずなのですが…前後にゴリゴリゴリゴリゴリゴリやってやっと切れるこの包丁。

半冷凍された牛タンにまったく太刀打ちできません。まさに太刀、打てぬ。


もったいないのですが、大幅に身ごと切り離すことしかできませんでした…。



よって、本来の大きさの半分ぐらいになった牛タン。

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あ、これはそのさらに半分です。皮を分厚く切りすぎておいしいサシの入った部分が露呈しているー…腕じゃない、きっと包丁のせいなんだ。


これを厚切りにしてニンニクと一緒に炒め、最初は塩コショウ、味変で大根おろしとポン酢で堪能しました!(大根も先日大量買いし、切っておろして冷凍保存!)









バタバタ&夢中になりすぎて完成形の写真がない…です。





すこし鉄分味が強い気がしないでもないですが、解体作業で鼻がおかしくなっていたのかも。
ヘトヘトになった+一人の食卓なので味気なさはありますが、これが13ドルなら文句はない。



ちょっと気持ち悪くなるくらいたくさん食べて、さらにタンシチューを8人前作れるくらいの残りがあります。たくさんありすぎるか。


タンシチューは赤ワインたくさん入れてデミグラスソースでつくるんだ。

これはぜったいめちゃくちゃおいしくなりそうな予感。



また買うか?と言われると…数か月はいいかな。期間を空けたらまた食べたい。

その時はいい包丁を購入しなきゃですが。


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ジルの腎不全②

様子の違うジルを心配して病院に連れて行くも、老化の症状に過ぎないと言われて一か月。


ジルの様子は悪化していくばかりでした。


あれだけ大好きだった散歩も、とぼとぼとしか歩きません。おもちゃを投げても反応せず、はやく帰りたがる。散歩の途中にだっこして帰ることも増えました。
ケージの外に出たいと騒ぐことも稀になり、マグに対しても興味がなさそうにしています。
外に出た時には洗面所の暗がりでぼーっとしていたり、ケージが空いていても中に入って壁を見つめたり…。

調べて出てくる認知症の症状と似ているような、そうでないような。
不安な日々が続きました。


今思うと、気持ち悪くてぐったりしていたのだと思います。


それでもごはんだけは元気に食べていてくれたのですが、六月も半ばを過ぎて、いよいよ食欲もなくなってしまいました。


「どうせ病院に連れて行っても、老化だって言われるんだろうな」

「気にしすぎなんだろうな」


そう思って数日躊躇したものの、天気の良い日の朝、ついに病院にいくことにしました。


休日だったこともあって病院は大混雑で、2時間は待たされたと思います。コロナの心配もあるので車で待ちました。途中コンビニでジルにお水を買って飲ませたり、砂利敷きの駐車場の隅でトイレをさせたりしました。

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病院の駐車場で待っている時のジル。この時も、とっても苦しかったんだね。わかってなくてごめんね。

病院嫌いのジル。待合室に入った瞬間から痙攣みたいにガタガタ震えはじめ、ようやく呼ばれた診察室でも、隙あらば診察台から降りようと頑張ります。


ごはんを食べなくなってきたこと、散歩でも元気がないこと、ぼーっとしている時間が増えたこと、もちろん多飲多尿のことも話しました。

先生は首を触って聴診器で心音を軽く聞いて、なんともないように言いました。

「胃もたれですね」

「何か新しいものを食べさせたりしましたか?」


胃もたれ?そんなばかな、と思いました。

確かに数週間前からサプリメントを数種類始めていましたが、胃が持たれるような症状が現れたという話はどのサプリでも聞いていません。
先生はすべてのサプリを一度中断すること、そして今までずっとあげてきたドッグフードのみで数週間様子を見るよう告げてきました。

でも、ここ一か月だんだんと悪化してきたジルの症状が食生活による胃もたれだとはどうしても思えず、先生に食い下がりました。
無駄になっても構わないから、念のため血液検査をしてほしい。そうお願いしました。


先生は少し面倒くさそうな顔をしたものの血液検査を了承してくれ、採血をして30分後。


ジルを緊急入院させるよう告げられるのでした。



「腎臓の数値がひどいです。今すぐ、静脈から点滴が必要です。一日中点滴して、毒素を流します」

クレアチンは3.8、BUNは120を超えていたように思います。
その時は各数値が示す意味も分からず、ただ数字の並んだ検査結果用紙を渡されました。
そしてジルを引き渡し、家から普段食べていたフードを持ってくるように指示されます。


「いつごろ退院できるんですか?」


腎臓の病気がどれだけ怖いかわからず、その時は病気が見つかってよかった!これでジルは大丈夫だ!と勘違いしていました。


「まず三日は確実に。それで検査をして数値が下がらなかったら、もっと。でもいつまでも続けられるものじゃないです」


よくわからないままに家に帰され。

フードは夕方の診察開始時に持っていくことになり、それまでの間、インターネットで犬の腎臓病がいかに恐ろしい病気かを知ることになるのでした。











アメリカで豚汁とカラスの夢

ジルの闘病話が途中ですが、今日の出来事をば。

今日は授業がない日で朝からのんびりでした。
昨日の夜から解凍していたTrader's Joe のアーモンドクロワッサンを焼きやき、食べたべ(1つ350キロカロリーを2つも…)(しかもそこまでおいしくなかった)(リピートはなしだ)。
洗濯機を回し、生理の2日目を言い訳に薬を飲んで朝寝…image
アーモンドクロワッサン。杏仁の匂いが強い…バターどたっぷりで甘さは控えめ。そういえば粉砂糖ふれって書いてあったな💦



と、夢を見ました。


夢の中で私は、VRのような装置を付けて住宅街の中の公園を訪れていました。VRと違うのは、見ているのが仮想空間ではなく、現実世界だというところ。私の体は別の場所にあり、意識だけ幽体離脱のように飛ばして別の場所を覗いている状態です。(とりあえず夢の中の私の認識ではそう思っていました)

公園に来る散歩のわんこたちを、かわいいなぁと思って見ていたのですが、なんだか見られている気配…。

すぐちかくに一羽のカラスがいました。

(私は見えないはずなのになぁ…どっか行け!)

そう思いながら手に持っていたスマホでツンツンするのですが、去る様子はありません。
仕方なしに素手で追い払おうとすると、手にふわふわとした、それでいてがっしりとしたものが触りました。

そして、口元をべろんべろんと舐められる感覚。
あ、これ知ってる…

ジルだ!!

シルクみたいに細い毛の下に骨太の体。生暖かい大きな舌。

夢の中で(ジルだ!ジルが来てくれたんだ!)と直感しました。

姿は見えません。カラスのままです。でも確かにジルだったんです。

そして目元が熱くなり息苦しくなって、
それでも何度かなでなでとベロベロを繰り返して、
泣きながら目を覚ましました。息苦しいのは涙で鼻が詰まっていたからでした。


ジルが来てくれたんだ、そう思いました。


おなかが痛くて心細くて、自分の記憶が見せた幻想かもしれません。
でも、ジルはよく、苦しい時や悲しい時に寄り添ってくれて、ベロベロ顔をなめてくれていたのです。

姿が見えなかったのは残念でなりませんが、ジルが夢に出てきてくれたことがうれしくてうれしくてたまりませんでした。

日本を離れる時の、静かなペロとは違いました。元気な時のジルのベロベロでした。

ありがとう。ジルは本当にやさしい子だ。
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大きな舌でべろろーん!




そんなこんなで午前中を過ごし、午後からはルームメイトと100均とグローバルスーパーでショッピング!

近所のスーパーでは買えない、大根、椎茸、エリンギ、ごぼう、日本の薩摩芋、白滝、味噌、冷凍納豆などを大量に買い込みました。バスを乗り継いで行くためしょっちゅうは来れないのです…。
大荷物で帰りはウーバーだし、アメリカ生活数か月に一度の楽しみです。

世界各国の食料品を扱っているので、ただ店内を歩いているだけでおもしろい!
見たこともない野菜もたくさんあります。
調味料に至っては味が想像できないものばかり。匂いも独特なお店なのですが、ここに来るとそれなりに日本食がそろいます。(高いけど)



今日は豚汁を作って、キノコの小分け、残りのごぼうをささがきと千切りにして冷凍したところでタイムアップ。明日は大根おろしを小分け冷凍します!

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大量の豚汁と大量のきのこ!これでひと月は楽しめる✨


あ、豚汁に油揚げを入れるのを忘れてました。道理で物足りなかったはずだ。


道中で、ソニックというファストフード店に寄ってシェイクを飲みました。ぜんぜん甘くない…虫歯対策でリステリンしまくっている弊害です。紫のリステリン、泣きそうなくらい痛いですよね。それとも私の口のなかがよっぽどばい菌だらけなのか。そうかもしれない。

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2ドルくらいだった。朝のアーモンドクロワッサンもあってか胃が重々…夜は豚汁だけしか食べられなかった💦




卒業後の進路

先日、ALLEXの同期とZOOMで話しました。
アメリカ全土に散り散りになっている同期ですが、大学によってオンライン授業、ハイブリッド、対面等授業の行い方も様々なようでした。
今現在アメリカにいるメンバーはみんな2年コースのため、今年度で卒業。
卒業後は帰国する組とOPTなどでアメリカに残る組に分かれます。

私は本当は博士号を目指していたのですが、今回は色々なことを考え、一度帰国を決めました。私という人間はいくつになっても、何ができるのか、どうすべきか、それを考えるのにとても時間がかかるようです。
日本にいる間に進路や老後のことを考えて決めた卒業後の帰国。それでも院のクラスを受けていると、学ぶことの面白さに心惹かれます。授業を受ければ受けるほど論文の読み方が変わり、自分の考え方も変わっていく。その上で、今自分の気持ちはとりあえずの進学ではないのだと思います。
留学生が卒業後に1年間、ビザの滞在を伸ばして就業できるOPTが可能であれば違う選択肢もあったのでしょうが、私のビザはJ1,そして教師の枠で来ているため、OPTは不可能でした。(Allexは派遣大学によってビザの種類が少し変わります。2年間コースのほとんどの仲間はOPTできるようでした。うらやましい…)

仲間たちもそれぞれ準備に追われたり悩んだりしているようです。
人と話す中で考え方がまとまってくることもあり、卒論についてもすこしアイディアが沸いてきました。私の大学は卒論の準備がまだまだ始まらないのですが(本当に大丈夫なのか…)、来週中にはアドバイザーに相談してみようかな。車もない、バスも少ない、ほとんど家にいるしかない今学期。これでしっかりした修士論文が書けなかったら情けないものな。
頑張ろう。

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サマープログラムを受けた懐かしきワシュー。もう一年も経つんだな。




ジルの腎不全①

14歳の初夏、ジルの腎不全が発覚しました。

3月に一時帰国して最初の二か月はオンライン授業に追われ、また家庭内で自主隔離していた関係もあってあまりわんこと触れ合う時間が取れませんでした。
それでも気づいたジルの変化。
触られることを嫌がり、ごはんの時を除いて家族のところに寄ってこない。自分のケージでじっとこちらを観察しているか、寝ているか、もしくは何もない壁の隅を見つめてぼーっとしているか…



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これは今年の春、珍しくソファの上で寝ていた時の写真です。今まではケージに戻って寝ることなんてほとんどなかったのに、帰国してからのジルはソファにいるほうが稀でした。


4月のフィラリアの注射の時に血液検査をして、健康体だというお墨付きで帰ってきた2匹。
そんな中で真っ先に頭に浮かんだのは認知症でした。
(この血液検査については後述しますが…)

犬を飼う上でとても大切なことの一つは、信頼できる獣医さんがいることだと思います。ジルが病気になって、そのことを何度も後悔しました。
我が家のわんこたちは最初のころにはものすごく良い獣医さんにお世話になっていたのですが、その獣医さんが関西に引っ越し、そのあとはいくつか近所を点々とし、最終的に比較的家から近いところにある動物病院にかかっていました。いつも混んでいると聞いていたところではありましたが、私は行ったことがありませんでした。いつも母に任せきりで、年に一度の予防接種の時に健康診断もしてもらって、毎年、歳のわりに元気で悪いところがないとお墨付きをもらっていました。
ここ数年かは老齢なこともあり、しっかり見てもらうようにお願いはしていましたが、フィラリアの時に血液検査を行うくらいでエコーやレントゲンを勧められたこともありませんでした。

5月になって北の町も少しずつ暖かくなってきたころ、お外での散歩を開始しました。あんなに散歩が大好きだったはずのジルなのに、日によって元気がない時があります。ちょうど狂犬病の注射もあることだし、私も一緒に動物病院に行って診察に立ち会うことにしました。

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公園で遊ぶジル。去年より走れる距離が半分以下に落ちました。目も見えづらくなっていたのだと思います。


担当してくれたのは若い女性の獣医さんでした。事前に気になる項目をすべて書き出していったのですが、ひとつひとつの項目に長い時間をかけて答えてくれました。知識はたくさんあるんだろうなぁと感じさせる、教科書のような答え。
それでも元気のなさやぼーっとすること、多飲多尿について尋ねても、老齢だから。暑くなってきたから。唯一気になるのは歯周病だが、今すぐ抜歯しなければいけないというわけでもない、との答えでした。
詳しい検査なども特に必要ないと言われ帰宅。餌もずっと成犬用のフードを食べていたのですが、特に老犬用に変える必要はないとの返答でした。

安心すると同時に、やっぱり認知症なのか。私のことを忘れちゃったのか、と悲しくなり。
認知症や関節にいいサプリや評判の歯磨きセットを取り入れながら、一日一日を大切に過ごしていました。この頃は散歩に行くたびに動画をとっていました。


それから1か月で、ジルの容体はどんどん悪くなって…ついには緊急入院することになります。

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